先日、半年ぶりぐらいに出社したら、中の良いエンジニアがなんだかめちゃくちゃオシャレでかわいいキーボードを使っていました。しかも試しに入力させてもらったら死ぬほど入力しやすい…。
「これなんてキーボードなんですか?」と聞いてみると、どうやらNuPhyとかいう謎のメーカーらしい。初見です。
で、NuPhyのキーボード、Halo75 V2を買いました。
どんなキーボード?
中国深圳のキーボードメーカー「NuPhy」から発売されたキーボードです。ガジェット界隈ではちょっと前から注目されていたみたいで、特にロープロ(背の低い方)のAirシリーズが超人気。Macbookの上に載せて使えたり、軽かったりするので持ち運びもしやすいらしいです。
今回購入したのはHaloシリーズの75%キーボードです。Airシリーズの影に若干隠れている感が否めませんが、ロープロキーボードがあまり好みではなかったこともあり、こちらをチョイス。
カラーバリエーションもブラック、ホワイト、ブルー、グリーン、ピンクとあり、軸もかなり多くの種類から選べる上に購入後にカスタマイズも可能。優柔不断系には困っちゃいますね。
早速開封!
なんか角が若干潰れてましたがヨシ!
技適警察対策用に、ちゃんと技適ありの国内版を買ったよアピールしておきます。
内箱もしっかりした箱。
結構付属品が多め。謎のかわいい女の子のステッカーが入っていました。
外観レビュー
まず、とにかく可愛い!な外観です。色使いがとてもよく、黒ベースにポップなカラーが映えます。机が深いブラウンなのでブラックにしましたが、白いデスクならホワイトやモヒート、サクラでもいいかも。(ピンク色をサクラと表現する感じ、オタクなんだよなぁ)
他の色はこちら。
何故か猫みたいな柄のキーキャップがついていたので、デリートキーのキーキャップを交換しておきました。かわいい。
横から見るとこんな感じ。手に馴染むように全体的にキーキャップがカーブしています。Airを買わなかった理由がここにある。
ちなみに、ビカビカに光ります。個人的にはそこまで光らなくてもいいかなとも思っているんですが、ライティングのパターンもかなり沢山あるので、光りモノが好きな人には刺さりそう。というか、妻にはめちゃくちゃ刺さってました。
Haloシリーズのラインナップ
展開は3種類となっています。
一番小さい65%モデルの「Halo65」。右側にデリートキーなどがついています。このサイズ感好きな人多いですよね。でもV2はないんだよなぁ…。
続いて僕が購入した75%モデルの「Halo75」。ファンクションキー(F1~F12)などが付いています。仕事でテキストを書いたり、デザイン作ったりすることもあるのでファンクションキーは必須でした。Fnキーと同時押しなんてやってられません。
最後に96%モデルの「Halo96」。テンキーも付いているほぼ通常サイズなので、用途によってはこれじゃないと困る人もいそう。
ロープロのAirシリーズも似たような感じです。Airしか知らなければAirを買ってたかも…ってレベルでよかった。ヨドバシカメラかビックカメラなら試し打ちできると思うので、是非触ってみてください。
メリットについて
個人的に良いと思ったメリットをいくつかピックアップ。デザインが良いのは明白なので、一旦無視します。
キースチッチ豊富すぎて困る問題
Nuphyは標準のラインナップとしてやたらと色んなキースチッチのモデルを用意してきます。基本のMint、Raspberry、Lemonの3種類と、Silent Red Clear-Topも合わせると4種類(Silent Red Clear-Topは在庫ほぼ無いのであってないようなものですが)。どれを選べばええねん状態ですね。以下、主観を交えた感想ですが、
Mintスイッチが一番軽いリニア軸。カタカタと小気味よい音で、疲れにくそうな感じ。最後まで迷いました。女性はこちらのほうが好きかも。
Raspberryスイッチはゲーム向きらしい。こちらもリニアで、Mintより重いけど反応が早い。個人的には刺さらず。
Lemonスイッチはタクタイル。ちょっと重めだけど好きな人は多そう。というか好き。入力する力がちょっと強い人や、Mintが微妙に刺さらなかった人にとってもオススメ。
Silent Red Clear-Topは実機がなかったので不明。ただ、公式サイトが出している動画を見る限り、かなり静かなので静音が好きな人はこれでOKかと。リニアです。
マルチペアリング対応(USBレシーバー&Bluetooth)
個人PCと仕事用のPCを1台のキーボードで切り替えたかったので、マルチペアリング機能は必須でした。特にUSBレシーバーでの接続も妥協したくなかったので、丁度よかったです。
マルチペアリングの切り替えは「Fnキー」と「1~4」の組み合わせで設定できます。ちなみに「4」はUSB接続になります。USBレシーバー神!ではありますが、案外Bluetooth接続でもストレスはなかったです。古のBluetoothキーボードの記憶しかないので、高速でタイピングすると遅延が気になるのかなぁと思っていたのですが、ちゃんと実用レベルでよかった。
MacでもWindowsでも使える
MacでもWindowsでも使えるように、スイッチでモードを切り替えられます。キーキャップに関してもどちらも付いているので、好きな方を取り付けて使えますね。
自分は基本的にWindowsを使うのですが、開封時はMac用のキーキャップが付いてました(Commandキーなど)。キーボードにドハマリしている人、Macユーザーが多そう(ド偏見)。
デメリットについて
勿論、買うにあたってデメリットも存在します。デメリットとも言えないかもしれませんが、少なくとも自分は少しだけ購入をためらった部分なので、いくつか上げておきます。
英語配列しかない問題
スッキリとしていてカッコいい見た目の反面、英語配列(US)のモデルしかありません。今まで日本語配列しか使ったことがなかったので、どうしてもひっかかりました。
「本当に使えるのか…部屋の肥やしになってしまわないか…」
実際自分がどうだったかというと、初日で慣れました。というか記号の配置が日本語配列よりもロジカルなので、すんなり受け入れられましたね。個人差あると思いますが、今となっては日本語配列も英語配列もどちらでも使えるようになりました。
初期状態だと日本語入力への切り替えが「Alt キー」と 「` キー」の同時押しとか言うあり得ない設定だったので、スペースの右側の「Altキー」に割り当てました。そこだけ個別で設定しておけば、後はどうとでもなります。
Halo試し打ちができない問題
公式サイトやAmazon、ヨドバシカメラ、ビックカメラなど、取り扱い自体は割と普通にあります。ありますが、まず在庫がありません。とりあえず秋葉原のヨドバシカメラなら置いてるだろうと行ってみると、ロープロ(薄いやつ)のAirが置いてました。確かにAirでもめちゃくちゃいい。薄型なのに打鍵感もある。でも近くに置いてある背の高い一般的なキーボードも少し触ってみると、好みはこっちでした。打鍵感はいいんですが、背の高い方が自分には好みだったようです。
さて、試し打ちしたいな~と思ったのですが、全然置いてない。Airは置いてるのに…。
結論、電話かけて聞いてみたら有楽町のビックカメラにピンク色のHaloが置いていたので試し打ちしに行ってきました。フロアの端っこの方にあるので人が少なくてよかったです。
在庫がない問題
先程も述べたように、割と取り扱いはあります。ただし、タイミングによってはグリーンやピンクの在庫しかありません。どこもかしこも取り寄せで困ったのですが、ビックカメラのアプリで店舗在庫を確認できたので、少し高かったですが手に入れることができました。あと、観測してる限りではミント軸が人気っぽい。
丁度ビックカメラで光回線を契約したときのポイントが結構残っていたので全額ぶち込み、気持ち的には安く買えました。
まとめ
メリット・デメリットについてちょっと追記しつつ、まとめるとこんな感じ。
- デザインが可愛い
- フレームはアルミニウムで高級感もあり
- 打鍵感がとてもいい。自分好みのスイッチもきっとある
- 強く入力しても底打ち感がない(5層のフォーム&ガスケットマウント)
- USBレシーバー対応
- マルチペアリング可。Fnキー+1~4で切り替え
- 電池持ちが良い。購入してから2.5週間ぐらいで1回目の充電でした。
- スイッチやキーを後から好きに交換できる
- キートップが英語配列なのでスッキリしている
- MacでもWindowsでも使える
- QMK/VIA対応(ブラウザ経由でキーマップ変更可能)
- 値段が高すぎる
- 人気の色、かつ人気の色の在庫が無い
- 英語配列
- 現実的に試し打ちがほぼ無理
いわゆるキーボード沼の人ではありませんが、単純に満足度の高いキーボードです。最初はデザイン目当て、その後実際に触って購入しましたが、後悔しないタイプの商品でした。勿論他にも色々なキーボードがありますが、見た目を優先して購入してもいいと思います。
予算が許すのであれば、購入して損はない、そんなキーボードでした。
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